もう時効だから書く。
数年前に宇部市で開催されたアンノヒデアキノセカイ展を見にいった。ひとりで。
宇部市内の複数の施設で庵野作品を上映・展示してたので、自分でどれを観ようか計画立てながら、宇部をうろうろする素敵な企画で、初めてラブ&ポップみたり、宇部の街を彷徨いながら、街並みを眺めて、宇部を感じながら楽しんでいた。
そんで、エヴァ破・エヴァQ・式日・ウルトラ庵野をぶっ続けで観て〆ようと、メイン会場に入った。
エヴァ破はめっちゃよかった。何回めでも式波さんはかわいいし、綾波もかわいいし、ミサトさん素敵だし、よかった。
エヴァQ始まるぜーって頃に、お客さんが増えた。
そのなかに、ヲタサーっぽい、ヲタ男子4,5人と、お人形さんみたいにかわいい黒髪ロングの女の子のグループがいた。私は妙にその女の子が気になり、ちょっと嫌な予感がした。
席に着くと、私の前の方にそのヲタグループが座った。女の子は、私の目の前。
嫌な予感が引き続きしつつも、私は6回めだぜエヴァQ、とわくわくしていた。
上映が始まる。安いダウンジャケットをキシキシ言わせてる男が多くてちょっとイラつくのもつかの間、目の前のヲタサーの姫が、長い髪の毛をいじくりだした。
もてあそぶようにひっぱったり、手櫛で溶かしたり。あきらかに、つまんないとき、暇なとき、なにかもてあましてるときに若い女の子がよくやる仕草だ。
とにかく目の前でそんなことやられて、気が散るし邪魔でしょうがない。女の子は一向に髪の毛いじりをやめない。
あ、こいつ、ブサイクなヲタク引き連れて優越感気取りたいだけで、庵野もエヴァも全く興味ねえなって悟ったし、若くかわいい自分の、ご自慢の黒髪を整えたいんかしらんが、マナーってのがあるんだよって思った。このままこいつを我慢しながらエヴァQは観られない。このまま我慢したら私の精神がもたない。このままアスカ愛せないし、シンジ君とカヲル君観れない。
私はその女の子の肩を軽く叩いて、「あの、手動かすの邪魔なので、やめてもらえますか」と囁いて注意した。女の子は髪の毛いじりをぱたりとやめ、エヴァQが終わるまで、じっとおとなしくしてた。
やっべ、メンヘラBBAがヲタサーの姫の若さに嫉妬したみたいな図になったwwww ごめんねwwwwと心で笑いつつも、「ヲタサーでちやほやされてるお姫様よ、世の中にはどんなメンヘラBBAがおまえを睨んどるんかわらんのやけ気をつけりよ……」とか思った。
そうして、私はその女の子の右隣にいた、とてもエレガントなファッションの女性が、最初から最後まで微動だにせず、ずっと背筋を伸ばして綺麗に座ってエヴァQを観ていたのが気になって、すごく憧れた。
初めて式日も観て(ずっと観るのをとっておいた)ぼろぼろ泣いたり、ウルトラ庵野みてみんなで笑ったり(一体感あった)、宇部市職員さんに「宇部で式日見れて本当に嬉しいです、ありがとうございます」とお礼を言ったり、職員さんから「東京から宇部に数日泊まって滞在して楽しんでくれてる方もいる」とガチ勢の話を聞いたり、
ラブ&ポップ観るまえにビルのエレベーターのなかで声をかけた女性ふたりと再会してどこかお店はいりませんか、と誘ってもらい、色々庵野トークや人生についてお話しながら食事をごちそうしてもらったり、とにかく濃い1日だった。いい思い出。
数年前に宇部市で開催されたアンノヒデアキノセカイ展を見にいった。ひとりで。
宇部市内の複数の施設で庵野作品を上映・展示してたので、自分でどれを観ようか計画立てながら、宇部をうろうろする素敵な企画で、初めてラブ&ポップみたり、宇部の街を彷徨いながら、街並みを眺めて、宇部を感じながら楽しんでいた。
そんで、エヴァ破・エヴァQ・式日・ウルトラ庵野をぶっ続けで観て〆ようと、メイン会場に入った。
エヴァ破はめっちゃよかった。何回めでも式波さんはかわいいし、綾波もかわいいし、ミサトさん素敵だし、よかった。
エヴァQ始まるぜーって頃に、お客さんが増えた。
そのなかに、ヲタサーっぽい、ヲタ男子4,5人と、お人形さんみたいにかわいい黒髪ロングの女の子のグループがいた。私は妙にその女の子が気になり、ちょっと嫌な予感がした。
席に着くと、私の前の方にそのヲタグループが座った。女の子は、私の目の前。
嫌な予感が引き続きしつつも、私は6回めだぜエヴァQ、とわくわくしていた。
上映が始まる。安いダウンジャケットをキシキシ言わせてる男が多くてちょっとイラつくのもつかの間、目の前のヲタサーの姫が、長い髪の毛をいじくりだした。
もてあそぶようにひっぱったり、手櫛で溶かしたり。あきらかに、つまんないとき、暇なとき、なにかもてあましてるときに若い女の子がよくやる仕草だ。
とにかく目の前でそんなことやられて、気が散るし邪魔でしょうがない。女の子は一向に髪の毛いじりをやめない。
あ、こいつ、ブサイクなヲタク引き連れて優越感気取りたいだけで、庵野もエヴァも全く興味ねえなって悟ったし、若くかわいい自分の、ご自慢の黒髪を整えたいんかしらんが、マナーってのがあるんだよって思った。このままこいつを我慢しながらエヴァQは観られない。このまま我慢したら私の精神がもたない。このままアスカ愛せないし、シンジ君とカヲル君観れない。
私はその女の子の肩を軽く叩いて、「あの、手動かすの邪魔なので、やめてもらえますか」と囁いて注意した。女の子は髪の毛いじりをぱたりとやめ、エヴァQが終わるまで、じっとおとなしくしてた。
やっべ、メンヘラBBAがヲタサーの姫の若さに嫉妬したみたいな図になったwwww ごめんねwwwwと心で笑いつつも、「ヲタサーでちやほやされてるお姫様よ、世の中にはどんなメンヘラBBAがおまえを睨んどるんかわらんのやけ気をつけりよ……」とか思った。
そうして、私はその女の子の右隣にいた、とてもエレガントなファッションの女性が、最初から最後まで微動だにせず、ずっと背筋を伸ばして綺麗に座ってエヴァQを観ていたのが気になって、すごく憧れた。
初めて式日も観て(ずっと観るのをとっておいた)ぼろぼろ泣いたり、ウルトラ庵野みてみんなで笑ったり(一体感あった)、宇部市職員さんに「宇部で式日見れて本当に嬉しいです、ありがとうございます」とお礼を言ったり、職員さんから「東京から宇部に数日泊まって滞在して楽しんでくれてる方もいる」とガチ勢の話を聞いたり、
ラブ&ポップ観るまえにビルのエレベーターのなかで声をかけた女性ふたりと再会してどこかお店はいりませんか、と誘ってもらい、色々庵野トークや人生についてお話しながら食事をごちそうしてもらったり、とにかく濃い1日だった。いい思い出。