年明け、年始特有行事の精神的ストレスのせいで泣いたり喚いたりした。どうしようもないので精神科で処方されているとある頓服を服用して寝た。
翌朝、目が覚めたら何か違和感がある。下半身が冷たい。衣服が濡れている。失禁している!? 隣にいた夫に事情を伝える。夫は慌てず騒がず、冷静沈着に、淡々と被害を確認し(幸い布団を汚すことはなかった)、てきぱきと処理してくれた。私はひたすら驚きつつシャワーを浴びて洗濯した。
「なんで!?」の気持ちしかなかった。幼児の頃はともかく、大きくなってから夜尿症で悩んだことはないし、当然、飲酒などしていない。変わったものも食べてない。心当たりは、精神的ストレスととある頓服しかなかった。それとも私の身体、壊れたんか?
後日、精神科でそのことを報告するが、医師は精神的ショックや薬が原因だとはあまり考えられないという。ものすごく大泣きしたとか、普段飲まないサプリメントを飲んだとかならわかるけど、と。とりあえず私は例の頓服をもう飲みたくないので別の薬に変えてもらった。なんだかモヤモヤしたまま過ごしているうちに、翌月、膀胱炎になった。(つらい)
近所には、非常に信頼できる泌尿器科があって、膀胱炎のついでに年明けの尿失禁について相談してみた。精神的ストレスがあったこと、服用した頓服の名前を告げると、泌尿器科医は「それは確実にストレスと薬のせいです」「その薬にはよくあることです」と断言した。(先生はその薬を知っていた、名前を聞いただけで調べもせず即答できるほど詳しかった)
「もし身体に問題が起きているなら、その一回では済まないはず。何度も起きるはずです」とのこと。安心した。とても頼もしかった。やはり餅は餅屋、尿のことなら泌尿器科なのであろう。ずっと気になっていたことなので納得できてよかった。やっぱり医師によって知識や見解は変わるのでセカンドオピニオンほど大袈裟なものでなくても相談できるのは大事だなと痛感した。
それはそれとして飲酒もしてないのに失禁した精神的ショックがでかい。精神科の薬、なんちゅうことをしでかしてくれるんや、まじで勘弁してくれ、尊厳が壊れる。