神田明神は東京の総氏神さま。かっけえ。もう神田って聞くとこち亀しか浮かばない。超神田寿司……。
やはり神社はいい。鳥居を見るのもいいし、宮大工の立派な仕事を見るのもいい。お守り見るのも好き(デザインいいと欲しくなるよなあ)。おみくじはひかなかったが。
もうほぼ散りかけだが、桜の時期だからか海外観光客、欧米系が目立った。
そんで神田明神の御神馬・神幸号(みゆきごう)「明(あかり)」ちゃんを「すげー神馬とか生まれて初めて見た。 かっけえ おんまさんかわええなあ あんま見えんけど」と静かに見ていたら、白人女性が私に英語で話しかけてきた。
全く何の単語もヒアリングできなかったが、彼女は iPhone と自撮り棒を手に持っており、近くにあった顔ハメ看板で写真を撮りたいけど一人じゃ無理なので写真を撮ってほしい、ということがすぐにわかったので、うんうん、と頷きながら「ああ、ちょっと待って」と言い、すぐ近くにいた夫(まだ馬見てた)に「ねえ、写真撮りたいんて。撮ってくれん?」と話すと夫も事情をすぐ察知し、お姉さんは顔ハメ看板の裏に周り、夫は彼女の iPhone で何枚か撮影してた。「いきますよー」とか言いながら。
iPhone を受け取った女性は笑顔で「Thank you!」と言い(さすがにこれは聞き取れた)、去っていった。
(夫の方が背が高く、写真撮るの上手いので夫に頼んだ)
そう、我々、全く英語喋ってない。日本語しか喋ってない。でもコミュニケーションができた。なんか、わかるやん。状況とかで。そもそも英文頭で考えるより動いた方が早い。
地元の港の近くのスーパーで働いてたときは、英語ネイティヴじゃない、どこ国籍かもわからない外国人船員が買い出しに来ることがよくあり、私も英語ネイティヴじゃないし文法とかも分からんので(英語わからん……)、お互い簡単な英単語だけでなんとかやりとりしてたけど、無事ミッションクリアすると達成感ありますね、あれは。無事にトマトジュース案内できたときは、よかったぁ〜〜と思った。
船はね〜栄養偏るからね〜。トマトジュース、いるわ。
(ただし中国語、朝鮮語は全くわかんない。なんとなく何言ってるかのニュアンスはわかるときあるけど。中国語なら紙に漢字書いてもらったら多少ヒントになるが、簡体字だと難易度あがる。簡体字、わからん……繁体字のほうがいい。ハングルは全く読めん。
過去にも書いたけど、「鸡蛋」がわかんなかった。日本語だと「鶏卵」。確かに蛋白質の「蛋」あるけど、「卵=蛋白質」ってすぐ思い浮かばなかったし、「鸡」がわかんなくて、言われてみれば「鶏」「鳥」っぽいなとは思うけど、紙に書いてもらうと走り書きみたいになるし癖字もあるから……。もうさあ、店員に勤務中スマホ持たせろよ。早くね? そのほうが。ポケトークでもいいけどさ。まあ当時はガラケーだったが。)
ていうかなんで神社の境内に顔ハメ看板があるんですか!? 普通なくね? パリピかよ、神田明神。(江戸っ子は祭り好きなのでパリピ)あと噂には聞いてたけど秋葉原近いだけあり、絵馬がもうプロの犯行によるものが多いですね。クリエイター系の方が絵とかめっちゃ描いてる。ミリペンとか使ってるもん。あとヲタクが推しのことを祈願してる。
絵馬の裏に絵描くのリバーシブルみたいでおもろい。しかも今年の絵馬、めっちゃ干支のうさぎがかわいい。絵が上手い。素晴らしい。
そんでさあ、なんかネットで見かけた気はしたけど、街中でこのポスター見かけて、「国、違くね!???」と叫んでしまった。いや、あれは架空の国やが……
というか、東京の総氏神という言葉で思い出したんですが、結婚で夫の住む東京の家に引っ越してきて、「このへんの氏神様ってどこ? お参りしたいんやけど」って夫に訊いたら「氏神様って何?」と言われ、「ご、ご存知ないのですか!?????? 我が国、日本の神道における“氏神システム”を……!! え、三社参りとかしたことないん!??」と心底びっくりしました。だって夫も神社とかわりとお参りするタイプなのに。
私は子供の頃、正月は必ず船乗りの父と伯父たちと三社参りならぬ二社参り(祈祷も受ける。みんながお賽銭投げてるその奥の間に入れるので優越感がすごい。巫女さんが舞ったり鈴鳴らしたり、禰宜が笛吹いたりする。当然神主さんの祝詞も聞ける。船の神棚に置くお札もらえる。もうすべてが最高。素晴らしい体験。生涯忘れることはない。当然祈祷料は高いが、会社の経費なので……。神社大好き!!)(あと金毘羅さんに行くよね。海の神様なので。でも神社だけど僧侶みたいなひといて寺なのか神社なのかわかんねえけど、神仏分離以前の文化なんや。仏教混じってる。明治以前の日本って本来そういうもんだから……)をしていて、しかしなぜか氏神様のところ、氏社にはお参りしてませんでしたが……。でも氏神様は当然知っててよくお参りしてた。まずさあ、うちの実家、神棚あったからね。
というか正月の「三社参り」ってそもそも九州・中国地方の風習なんだ……今知った
海の神様おるのいいよね。多神教たまんねえな。一神教はなー。争いの種になるから……。しかしカトリックの守護聖人システムはおもしろい。各職業を守護する聖人おるやん。
氏神システム、簡単に言えば、各自治体のさらに細かい地域、地区にそれぞれ管轄の神様がいて、氏社と呼ばれる氏神様を祀った神社があり、その地区に住まうものは氏子となり、氏神様の守護パワー的なものを得られるような感じなので、正月とか、何かあった時とか、まあ散歩とかでもいいのでそこにお参りするわけです。主治医というか、ホームドクターというか、かかりつけの神様っていうか。
だから、何か明確な目的で祈願したいときとか、いきなり有名な大きい神社とか神宮行く前にまず氏神様の神社にお参りして、「こんど◯◯神社行くので、そこの神様によろしくお伝えください」みたいにちょっと話を通しておくというか、根回ししておくというか、そういう感じもある。神様ネットワークあるらしいのでね……。ガチ勢じゃないからそこまでしとらんけど。
引っ越してきたので氏神様に「新入りっす。よろしゅうたのんます」って挨拶しときたかったんやけど……。
「近所に神社あるけどあれかなあ」「いや、神社には種類があり、家から近いからって氏神様の神社(氏社)とは限らない。ちゃんとこの地区担当の氏神様の神社を調べないと」
無事、調べてお参りできました。いい感じの神社なのでたまにお参りしてます。それはそれとしての別の神社もみかけたらとりあえずお参りします。神社大好き。静かやし土と樹あって夏も涼しかったりする。神道は良い。そう、神道は好きなんです。ただ神道系新興宗教には警戒してしまう。カルトじゃないものもあるそうですが……。宇宙とか教祖とか言われるともう、ちょっとやばいやばいってなります。